娘が中学受験を意識し始めたのは、小学4年生の夏。
きっかけは、テレビで見た「全国統一小学生テスト」のCMでした。
実は娘の友達から、「試験を受けるとカラーペンがもらえるよ」と聞き、それが受験の一番の動機(笑)。
「じゃあちょっと受けてみようか」と、軽い気持ちで申し込んだものでした。
当時の娘は、公文に通っていて進度もかなり早く、親の私たちは「うちの子、勉強できる方だろうな」と思い込んでいました。
学校のテストでも常に高得点。全国模試も、きっとそこそこ取れるだろう…と油断していたんです。
想像を超える現実。偏差値30台の衝撃
ところが――
模試の結果は衝撃の内容でした。
偏差値が出る形式だったのですが、算数はなんと30台。
想像をはるかに超える低さに、私も夫も驚きを隠せず、「これって何かの間違いじゃ…」と何度も見返しました。
娘自身も驚いた様子でしたが、悔しかったのか「もっとできるようになりたい」と言い出し、それが私たちにとって大きな転機となりました。
塾の返却面談で見せられた「衝撃の表」
模試を受けた会場は某大手塾で、後日、結果を返却されるときに先生が一緒に見せてくれた“ある資料”が、さらに衝撃的でした。
それは、近隣のトップ都立高校の大学合格実績と、偏差値50程度の私立中高一貫校の実績を比較した一覧表でした。
今思えば、これは塾の集客のための戦略だったのかもしれません。\
なんと、「地域で優秀」と言われている都立高校」よりも、偏差値50程度の中高一貫校の方が、早慶や医学部、旧帝大などの合格実績が明らかに良かったのです。
「えっ、偏差値50の学校ってそんなにすごいの?」
「だったら、そこに早めに入って6年間じっくり育ててもらう方が、むしろチャンスが広がるのかも…?」
そんな気づきが、私たち夫婦の中で一気に広がっていきました。
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