はじめに:共通テストまで残り10か月、東進でスタート
高2の3月、娘は大学受験の準備として東進衛星予備校に通い始めました。
医学部志望という高い目標はあるものの、当時の成績はそのレベルには遠く、どこからどう始めたらいいのか、親子ともに手探りの状態でした。
面談では「医学部志望」と言えなかった
入塾前の面談で志望校を聞かれても、娘は少しもじもじしながら
「……入れるところに行きます」と答えていました。
本当は医学部に行きたい。でも、当時の成績では医学部を目指していると口に出すことすら恥ずかしかったのです。
親としては切ない気持ちもありました。当然学校の先生にも言えない状態でした。
東進に決めた理由:自分のペースで進められる安心感
東進を選んだ最大の理由は、映像授業で自分のペースで学べるという点でした。
共通テストまで残り10か月というタイミングでも、授業を1日2コマ・3コマと進めていける仕組みなので、「今からでも間に合うかもしれない」と前向きな気持ちになれたようです。
そして性格的にぼーっと授業を聞いていられないタイプなので倍速で授業を聞き始めました。
入ってから知った「いつ始めても同じ料金」制度
入塾してから知って驚いたのが、東進の授業料はいつ始めても同じだということです。
つまり、早く始めた方が長く利用できるという意味ではお得だったのに、娘はギリギリになってからのスタートでした。
「もっと早く入っていればよかったね…」と、本人も少し悔しそうに話していましたが、
結果として“自分の意志で始めよう”と思えた今がベストだったのかもしれません。
初めての駿台模試で、まさかの「0点」
そんな矢先に受けた、入塾後初の駿台模試。
とりあえず現状を知るために受けたこの模試で、私たちは衝撃的な結果を目の当たりにしました。
物理の点数が「0点」。
記入ミスではなく、正真正銘、全問不正解。
本人もショックを受けていましたが、これは逆に大きな転機となったようです。
0点からの出発:ようやく入った“本気スイッチ”
この模試をきっかけに、娘の中で何かが切り替わりました。
「このままではどこにも受からない」
そう痛感したことで、やっと本気で受験と向き合う覚悟が芽生えたように思います。
担任の先生と相談し、物理は教科書レベルからの基礎やり直しに切り替えました。
東進の映像授業は、自分の理解度に合った講座から始められるため、「今の自分に必要な勉強」が明確になり、少しずつですが自信を取り戻していくきっかけにもなりました。
おわりに:ここからがスタート
東進に入った当初は、「医学部なんて夢のまた夢」と思えるような状態でした。
ですが、現実を突きつけられたことで、逆に「やるしかない」という覚悟が芽生えたのは、今思えばとても大きな一歩でした。
ここから、少しずつ成績にも変化が表れ始めます。
そのお話はまた、次回以降にまとめたいと思います。
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