医学部を目指し始めた高校生の娘のために、私は「とにかく良い情報を集めよう」と必死でした。
塾選びや教材選びなど、親にできることは限られているけれど、その中でも実際に合格した人からのアドバイスは何より価値があると考えていたんです。
ちょうどそのとき、知人のお子さんが某地方国立大学の医学部に合格したという話を聞き、「これはチャンスだ!」と思ってお話を聞かせてもらうことにしました。山梨まで車を走らせました。
■ 合格者のアドバイスを聞く機会が実現
ありがたいことに、実際に使っていた教材や勉強法などを丁寧に教えてくださり、
お礼にギフト券を1万円分差し上げました。医学生は忙しいので時間を作ってもらって本当にうれしかったです。今6年生の彼女。病院選びの件でもまたアドバイスもらえたら嬉しいな。
そして
このとき教えていただいたのが、次の2冊の教材です。
- 📘 1対1対応の数学(東京出版)
- 📗 名門の森(物理/河合出版)
さらに彼女からは、教材とあわせてこんなアドバイスも。
「英語は、高2のうちに英検準1級を目標にするといいよ。
受かればラッキー、それで終わり。無理そうなら、それ以降はもう受けなくてOK。」
たしかに、目標があると日々の勉強の姿勢が変わります。
娘もこの言葉に背中を押されて、英検準1級に挑戦しました。
■ でも現実は…難しすぎた
届いた教材(数学・物理)を開いてみて、
どちらもレベルが高すぎて完全に“やる気ゼロ”状態に。
数ページめくっただけで、「ちょっとこれはムリ」となってしまい、
せっかく買ったのに全く使わず終了。
英検準1級の方も、実際には合格には届きませんでした。というか時間がなくて勉強できない。。。ほぼノー弁で突撃して玉砕しました
■ それでも意味があった挑戦
数学や物理は、レベルが合っていない教材ではやる気を失うだけだということ。
英検も、合格できなかったけれど、次女の時は落ち着いて今まさに英検に取り組んでいます、
長女は、英検準1級にも受からず、難しい参考書にも取り組めませんでしたが、国立医学部に合格しました。
■ 教材選びに悩む方へ
勉強に「万能な正解の教材」はありません。
どんなに評価が高くても、“その子にとって今、ちょうどよい難易度”の教材を選ぶことが何よりも大切です。
そして、目標設定もまた、受かるかどうかより、そこに向かって取り組む姿勢をつくることが目的であっていい。
親として、「一番大事なのは、子どもが自分のペースで前に進める環境を整えること」だと、あらためて感じた経験でした。
■(参考までに)おすすめされた教材はこちら
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※上級者向けですが、使いこなせればとても優れた教材なんだと思います。
【締めの一言】
失敗した教材や目標も、結果的には意味があった。
そんな風に思える受験経験が、誰かの安心につながればうれしいです。
そして今度は、娘が実際に使って「これはよかった」と言っていた教材たちも、別の記事でご紹介しますね。
参考になりそうなものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
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