前回の全国統一小学生テストで思うような結果が出なかったことをきっかけに、塾探しを始めました。自宅近くにあるサピックス、早稲田アカデミー、日能研の3つを見学し、最も塾長の熱意を感じた早稲田アカデミーに決定。夏期講習からのスタートでしたが、「復習中心なので遅れの心配はありません」と説明を受け、安心して通い始めました。クラスは3つあるうち、もちろん一番下のクラスからのスタートです。
塾では毎日宿題が出され、ある日、算数の問題がわからないと言って子どもが持ってきました。つるかめ算や植木算などの特殊算で、正直私もお手上げ。参考書を買ってみたものの毎日この調子では限界があり、「親が教えるのは無理だ」と痛感しました。
そんな日々が続いていたある日、夏期講習の終わりに先生からお電話をいただきました。「毎日宿題がありますが、親が見たほうがいいですか?」と尋ねたところ、「むしろ見ないでください。親子関係が悪くなりますから」と、思わずホッとするような言葉をかけていただきました。
そして夏の終わり、初めての模試を迎えました。テストに向けて特別な勉強をしたわけでもなく、そもそもテスト範囲すら知らないまま受けたにも関わらず、なんとクラスが一つ上がる結果に。偏差値は国語だけが50を超えていて、他は40後半。それでも、子どもが「2学期からクラスが上がる」と言った時には信じられず、本当に合っているのか不安で先生に電話をしてしまいました。先生は、「普段の授業での様子も見ての判断なので、間違いではありません」と説明してくださり、そのときはただただ素直に喜んでいました。
もちろんこの時は、これから始まる「クラスアップ・ダウンに一喜一憂する日々」が待っていることなど、まったく想像もしていませんでした――。
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