中学受験の落とし穴】英語は遅れていないのに、自信をなくしていく子どもたち

中学受験の記録

中学受験が終わってホッとしたのも束の間…

中学受験を全力で乗り越え、春から憧れの中高一貫校に入学。
「やっとスタート地点に立てたね」と思った矢先に、意外な落とし穴があることをご存じですか?

それが――英語のクラス分けで「いきなり下のクラス」に入ってしまう現象です。


そもそもなぜ、外部生は英語で不利になるのか?

これは附属小学校を持つ中学に特に多いのですが、内部進学生の多くは小1〜小6の間に英語を積み上げています。英会話だったり、英検だったり、受験英語だったり様々です。ほんとに英語に全振りしてきたガチ勢がいっぱいいます。

そこに、中学受験で入った子どもたちはほぼ“英語ゼロ”で合流するわけです。
当然ながら、最初の英語のクラス分けテストで差が出てしまいます。


全国平均では「普通」なのに、下のクラス

ここで問題なのは、外部生が特別に英語が苦手というわけではないということ。
全国的に見れば「英語力はごく平均的」です。
むしろ、受験勉強を一生懸命頑張ってきた子ですから、基礎学力は高い。

それでも、経験年数の差によって英語のクラスでは“下の方”という位置づけになる。
これが大きな心のダメージになるのです。


自信をなくすのは「実力」ではなく「環境のせい」

何人もの保護者の方から聞きました。
「うちの子、英語でクラスが分かれて“下の方”と言われてから、自信をなくしてしまって…」と。

本人は、「自分が劣っている」「英語ができない」と感じてしまう。
でも実際は、ただ“英語をやる時間がなかっただけ”なのです。

中学受験の勉強は、英語にまで手が回らないのが普通。
それは仕方のないことだし、後からいくらでも挽回できるのに、最初の「出遅れた感」が心に残ってしまう


じゃあ、どうすればいいの?

低学年のうちに、最低限の英語に触れる時間を確保する。サピックスに1年生から入れる必要はありません。それなら英会話教室にでも行って外国人と触れ合ったりしていたほうがずっといいです。思春期の外国人恐怖症とか、英語話すのが恥ずかしいっていうのが払しょくできる程度でオーケーです。


中学受験が終わってからが本当のスタート

中学受験に全力投球したことは、間違いなくお子さんの力になっています。
でも、英語だけは「ゼロから追いかける」意識が必要です。

子どもが自信をなくさないために、親があらかじめ“心の準備”をしておくこと。
それが、このギャップに立ち向かう第一歩です。

でも、追いついたら最強です。難関中高校で一番下のクラスにいても共通テスト8割はとれます。先生もお友達も言ってました。ただ内申が取れないので総合型選抜やら推薦のことを考えると恐怖ですけどね


追いついたら最強。でも「内申」という壁もある

ただし注意点がひとつ。
それが**「内申」**です。
特に推薦入試や総合型選抜を考えているなら、この“最初のつまずき”が後を引くこともあります。英語ガチ勢と戦って内申はどうやっても取れないですからね・・・


中学受験のあと、英語をどう再スタートさせるかを家庭で話し合っておくことが大切です。


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